制度の歴史

違憲審査制とは、法律や行政処分が憲法に違反しているかどうかを調べる制度のことを言います。立憲主義という政治制度のもとではとても大切なものになってきます。違憲審査制の歴史は古く、1803年に、アメリカで発祥しています。当時アメリカでは、イギリス議会の支配下にあり、法律を自由に作ることが難しかったのです。しかし、独立を果たすと、法律を自由に作ることができるようになり、憲法も作ることになったのです。そこで、違憲審査制というものが誕生したといわれています。違憲審査制はアメリカの政治の根幹をなす制度になったといってもよいでしょう。
その後、違憲審査制はヨーロッパにも広がります。ヨーロッパでは、憲法より、議会での立法が重きを置かれていたのですが、アメリカからの流れを受けて、違憲審査制が導入されます。また、1930年ごろのドイツのナチズムの台頭により、議会での立法が、人々の権利を侵害したとして、戦後ドイツでは、憲法に重きをおいた政治が行われることになります。そして、ドイツでは、憲法裁判所が作られ、ここで、違憲がどうかを審議するとい流れができました。
日本でも戦後、憲法に重きを置かれた政治がなされることになり、違憲審査制は重要な制度となりました。日本では違憲かどうかを判断するのは最高裁判所であると規定されています。
このように、違憲審査制は現在の各国の政治制度にはなくてはならないものなのです。

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